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ああでも、いつまでも見ていたい……が、そうしているわけにもいかないわけだ。
ずいぶんと引っ張りすぎたような気がするが、そろそろ閃梨さんに頼もう、うん。さっさと言わなくちゃ、チャンスをどんどん逃すような気もするしな。
「閃梨さん、頼みがあるんですけど……」
「ああ、うん。大丈夫。テスト勉強なら私が教えてあげるから」
……え、なに？ もしかして、最初から読まれちゃってたのか、俺の考えはさ？
これも魔法使いの成せる技ってやつなのか。改めて魔法使いはすごいって言うのを感じさせられたよ。
「えっと、頼みって言うのはその事じゃなかったのかな？」
「いやいや！見事なまでに的中してますから！」
ちょ、そんな困った顔で言われたら……俺だって困っちゃいますよっ！
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