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その際も閃梨さんは俺に密着しているような状態だったから……動きづらいのは確かだったんだがな。
まあ、無理矢理引き離すのはさすがに無理な感じの方向だから……俺はそのまま冷蔵庫の方に向かっていった。
「で、ゴキブリはどっちの方に逃げていったんですか……?」
と言ったところで、俺はあるものを見つけた。何やら黒い物体をだ。そしてそれがゴキブリで無いことも、すぐに気が付いた。
あれ……なんで「海苔」がこんなところに落ちてるんだよ?
「そ、それだよ!それがゴキブリで……」
「閃梨さん、これ海苔です」
俺は閃梨さんに対し、落ちていた海苔を手にとって見せた。もちろん閃梨さんは、目を瞑って見ようとしないが。
……うーん、こう言うのは一体どうすれば良いんだろうな? 対策法が全く分からないぞ?
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