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そして……30分後。閃梨さんは未だに考えることを続けていた。
何と言うか……あれだ。閃梨さんはきっと、考え始めたら答えが出るまで納得が出来ないタイプなんだな、うん。
そっかそっか。それなら仕方無いよな。人には1つ1つ個性があるんだし、それを否定する権利は俺にもない。
……そんな風にきれいごとを並べては見たが、やっぱり長すぎることに変わりはないよな。よし、閃梨さんに声をかけてみよう。
そう決めた俺は、真剣な表情をしている閃梨さんに対して恐る恐る声をかけた。
「……閃梨さん、そろそろ勉強を教えてもらえませんか?」
「うひゃぁっ!じゅ、淳くん!なんでここにいるの!?」
えっと……ここが俺の家で、俺の部屋だからって言う答えじゃダメなんだろうか? まだ閃梨さんには聞いていないが。
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