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そんなことを考えている間も、閃梨さんは微かに震えているようだった。
え、もしかしてさ……俺って相当悪いことしたんじゃないか? なんか最近、つまり閃梨さんが来てから、本当に悪いことをしたんじゃないか? とか考えること多くなったよな……
これは、ちょっとした恐怖ですよ……(by古泉○樹)
なんてことを考えている内に、閃梨さんはいつの間にか俺の方へと近付いてきていた。
「あはは、ごめんね。ここは淳くんの家で淳くんの部屋。だからいるんだよね?第一、勉強を教える約束だったし……」
そう言うと閃梨さんは恥ずかしそうにして、顔を軽く伏せた。微妙に頬を赤らめながら。
「さ、勉強を始めよ?少しでも多く、色んなことを教えたいからさ!」
そんな状態のまま、閃梨さんは俺にそう言ってきたのだった。
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