1学期最大の山場! 乗りきれるんだろうな、俺……

30/61
前へ
/300ページ
次へ
え? 一ヶ所当たり前じゃないところがあったって? うーん……俺には全く見当がつかな……あ、もしかして閃梨さんのところか? ああそっか。今の俺には、もう普通になっちゃってるけど……他人にとっては普通じゃないんだもんな。 やばい、そんなことを考え始めるとまた優越感に浸り始めちゃうじゃないか。最悪だな、俺。 そんなことを思いながら、俺は閃梨さんと一緒に学校へとたどり着いた。そして教室に入るなり…… 「おはよう淳、閃梨」 「おはようございます結城さん、白樫さん」 杏と坂下さんがそう言ってきた。そして…… 「おっす、淳!閃梨さん、おはよっ!」 修斗がそう言ってきたのだった。 ……なんか、溶け込むのって言うか、とにかく馴染むのが早いよな、こいつらは。
/300ページ

最初のコメントを投稿しよう!

389人が本棚に入れています
本棚に追加