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閃梨さんはそう言うとともに、「先に教室に入って」みたいなオーラを醸し出し始めていた。
あれか、もうヤバイ方のフラグが立ち始めてるわけか? ……まだ死を迎えるには早い年齢だよな?
どうしよ、閃梨さんは魔法使いだから逆らったら逆らったでこれまたヤバイことになるだろうし……かといって、従うのもヤバイことになる。
あ、そっか。つまり俺には逃げ場がない、そう言いたいんだな? だったらあれだ、潔く中に入って……そして話を聞くことにしよう。
「よっしゃぁ!それじゃあ中に入るぜ!」
自分自身に喝を入れ、俺は意気揚々と教室の中に入っていった。あれだ、正直に言うと内心ビビりまくりなんだけどな。
って、そこ! 笑うなら思いっきり笑え、この野郎!
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