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「ふぅーん……頭、いいんだ……」
そんなに俺が考えているように、甘いものなのかどうかは全く持って分からないがな。
あ、だからといって俺がどっちかに付くようなことはないから、あしからず。
「まあいいやっ!それじゃあ戻ろうか、淳くん!」
「あ、そうですね。勉強してる途中でしたしね」
俺がそう言うなり、閃梨さんは嬉しいのか怒りを隠すためなのかよくわからない、また、こちらをうかがうようにしながらスキップをして、さっさと部屋を出ていってしまった。
……気にしたら負けだよな、うん。そりゃそうだろう? 閃梨さんがスキップをすることの何がおかしいんだ?
魔法使いって言ったって、人間だってことに変わりはない。俺の勝手な概念で、閃梨さんを決めちゃいけないわけだ、うん。
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