プロローグ

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そして、だ。ここで自分で制御を出来れば良いのだが……それが出来ないのが、俺の更に悪い癖なんだ。 あれなんだよ。1度興味を持ってしまったことは、最後までやり遂げたくなるんだ。 第一、魔法使いが本当にいるのかどうかを知るチャンスだ。この本だって本物に違いないと思う。 まあ……半分はダメ元で行くつもりだけどな。あんまり期待をし過ぎないようにしておかなきゃ、ダメだった時のショックが大きいだろう。 「何々……まずは赤色の書くものを用意してください?」 そして俺はいよいよ、魔法使いとやらを召喚する用意を始めたのだった。見た感じ、手順は簡単そうだったしな。 「よし、用意したぞ。次は……」 その用意した赤色の書くもので、床に魔方陣を書くのか。魔方陣は……あ、ここに書いてあるやつだな、きっと。
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