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10分くらい、車を走らせると民宿に着く。
「ありがとうございました」
「いや。何もないとこだけど景色だけはいいから楽しんでって」
「はい!」
うつみちゃんは瀬羅がお兄ちゃんだって信じ込んでるな。
まぁ、彼氏がいるとも結婚してるとも言ってなかったし。
せっかくの結婚指輪も失くしたくなくてはめてないからなぁー…
「作野もう少しいるよな?」
「えっと…」
ここから実家に帰るにしても、家に帰るにしても、足が無い。
私は瀬羅を窺ってみた。
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