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しかしそれだけで魔物の攻撃は止まない。
土煙を吹き飛ばす程の勢いで魔物が特攻をかける。
雄叫びと共に鋭い爪の生えた豪腕を振り下ろしてくる。
ロイはそれを大剣で止める。
なんてことはしない。
炎を推進力に、後ろに飛ぶ。
そして、今度は前進。
まだ腕を振り下ろしきっていない魔物に向かって。
そしてそのまま通過。
いつの間にか大剣は、業火を纏っていた。
そして、いつの間にか魔物は炎に包まれていた。
魔物は悲鳴をあげる事もなく、燃え尽きていく。
ここまで、まさに一瞬の出来事。
まさに、瞬殺である。
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