ちぇんじ

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まぁそれはそうだ。   父さんが話したとはいえこの状況はありえない。 だから信じないのが普通だ。     とりあえず父さんと同じく自分のことを説明した。     「まぁ確かに話しを聞く限りでは行人よね。 でもねぇー...」   やっぱり母さんは半信半疑だった。   まぁ信じろという方が難しい。 諦めるしかない...かぁ     「まぁとりあえず服買いにいきましょっ!!」   「えっ?」 素で言葉がでた。   「だから服よ!ふーく!」   どぉいうこと? 意味不明だっ!!   「母さんそれってオレを信じてくれるの?」 つい聞いてしまった。   「当たり前よ!!それにほんとは女の子がほしかったのよねぇー。 でも今さら子供つくってもあれだしね!!」   なにこの笑顔は? 母さんオレが女の子になったからってそんなに喜びますかっ!?       でもオレは嬉しかった。 信じてもらえたから。 姿、形が違っても母さんは信じてくれた。   それが今のオレにとって素直な感情だった。
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