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ここからちょっと僕(瀬尾)目線になります。
僕
『鉄板あったよ。…あれ?マッツンは?てっきりサボってると思ったのに』
鉄板を焚き火にセットして準備をしながら辺りを見るがいない。
美香
『あっちよ、あっち』
指を指された方を見るとマッツンいた。
僕
『あれ何やってんの?』
嶋田
『チョコ切ってる』
僕
『え!?何で?』
嶋田
『「フォンデュの成功率を上げる」って言ってた』
美香
『ちょっとでも溶けやすいようなやってくれてるのよ』
僕
『ふ~ん…でも何か気持ち悪いな』
美香
『やっぱり!?!?何たってジャージ全開袖捲り男が何してるってチョコ刻んでるだから』
嶋田
『…お父さんシュール』
嶋田さんがボソッと呟いた一言で僕ら笑ってしまった。何かマッツンがこっちを見てるが知らない事にしておこう。
直樹
『お~い!洗ったよ~!』
直樹が走って戻って来た。
ハッシー
『ごめんごめん、量が量だしちょっと時間掛かった』
亜矢
『はい、切るのは美香ちゃんと嶋ちゃんと…裕君は?』
杉村さんと嶋田さんは材料を受け取り下拵えを始めた。
僕
『マッツンはあっちにいるよ』
僕はマッツンのいる方向を指した。
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