電波再び

遠足

嶋田
『美味しい?』

オレ
『…うん』

正直気持ち悪いです。吐き気が…

嶋田
『あはははは、お父さんが食べたぁ～。スッゴい不味そうにしてる～』

ほぅオレが嫌いなの覚えてて食わせたな…ホントお前はオレに殺されたいらしいな。
しばらくはクッキーとかマシュマロとか菓子類を食べつつ果物はそのまま食べた。

オレ
『おい!嶋田これ美味いから食えよ。ほら食わしてやるから。ア～ンしろ、ア～ン』

もちろん｢これ」は美味しいモノではない焼きそばのザルに余ってた生タマネギにタップリとチョコをつけたモノだ。

嶋田
『え!?何々?それ!ア～ン』

お前は人を…オレを疑う事を覚えろ。得にオレを怒らせたのに優しい事とかな。
食いついたので棒を引き抜いた。

オレ
『美味いか?(笑』

嶋田
『まだチョコあ…辛!!!!』

咀嚼している内にチョコよりタマネギが勝ったな。

嶋田
『うぇぇ～～』

オレ
『お前足元に出すな!!』

嶋田は口からその場に吐き出しやがった。

嶋田
『め"どばな"が…』
必死に鼻と目頭を押さえている。

オレ
『そりゃ厚切りの生タマネギ食えばそうなるわなぁ』

スッキリした。さて瀬尾にも食わしてやるかな。いや…いっそみんなに食わすか?