電波再び

学校の七不思議

嶋田　直樹
『チェッ…せっかくオモシロい話あったのにな～『えっ!!何々!?!?俺それ聞きたいんだけど!!』

直樹がかなりの勢いで食いついた。多分内心みんなその話興味あったろうけどな。

嶋田
『アタシの最初ニュース!!理科室の動く人体模型がバラバラに!!…ってタイトルだけどどう?』

どう?って聞かれてもこっちが困るんだけど?

オレ
『続けて』

嶋田
『時々動き出すって言う理科室のね人体模型がこの間バラバラになって見つかったんだってさ。どう?肝試しやらない?』

ん～微妙だな。

瀬尾
『それって七不思議って言わない?』

嶋田
『多分それ!!』

あ～どこの学校でもよくあるやつだよな。胡散臭いの。

オレ
『七不思議ってつまんねぇ～。真面目に聞いていけばどうせ7以上絶対あるし』

直樹
『うわ～マッツンつまんねぇぐらいのリアリストだ～』

ハッシー
『若しくはただのビビりかだな』

確かにオレはビビりだけど幽霊とかが怖いじゃなくて、急に押されたり大きな声に驚くだけで別に全然平気。

オレ
『なら夜に学校忍び込んでやるか?』

嶋田
『アタシも行く!!』

何でお前はオレらより乗り気なんだよ。

瀬尾
『でもその必要性ある?』