電波再び

始業式

まぁオレは仲の悪い奴はいないけど瀬尾は苦手な奴とかいるからな。

オレ
『クラス一緒なのはオレのせいじゃなくないか?それより学級崩壊気にしてろよ(笑』

間違いなく授業になるはずのないメンバー大集合。
この1年の終わりに教師2年目になる担任が学校を辞めるなんて誰が想像出来ただろうか。

オレ
『じゃ～切るぞ。オレ教室で待ってるからな』

瀬尾
『今こっちは終わったから担任来る前には来いよ』

オレ
『マジか!?ダッシュで行く!!切るぞ!!』
ここから正に風の如くの勢いで学校に到着。
2階の｢2ｰ1｣扉に手を掛ける。

オレ
『初日に遅刻か～』
溜め息をついでも仕方がないので扉を開けた。

オレ
『ハヨーっす』

挨拶したら速攻で1人オレの前まで来。

嶋田 オレ
『オハヨー!!お父さん遅過ぎだし、今日って2年生初なのに『はいはい、朝からテンション高いし説教垂れんなって』

頭をポンと叩き席の確認のために黒板の前まで確認に来た。

あれ?今何かおかしくなかったか?

バッ!!

思わず勢いよく振り返る。

嶋田
『イェ～イ』

ピースサインの嶋田。

バッ!!

今度は黒板に視線を戻し座席確認。オレ隣に嶋田 明菜の文字があった。