62人が本棚に入れています
本棚に追加
午後10時ともなると真っ暗で人っ子1人いない学校は不気味と言う言葉以外は出てこない。
オレ
『うぃ~ッス、遅れた』
美香
『1時間遅刻ってアンタどういう神経してんの!!!!』
オレ以外は既に集合済みだったらしく美香はブチ切れ。
オレ
『わりぃな、気づいたら10時でさ~まぁ気づいただけ良いじゃん』
しばらく美香に怒られオレはそれを宥めつつも他の2人を確認。
オレ
『テンション低っ!!』
美香
『私の話を聞きなさいよ!!』
2人とも学校入る前から既に顔がヤバい。そろそろオレも遅刻の反省は充分したし無視します。
オレ
『直樹お前もこう言うのダメだっけ?』
直樹
『みんなに言ってなかったが俺は自他が認めるかなりのビビりだ』
オレ
『へ~まぁ頑張れよ。嶋田は予想通りだな』
嶋田
『お父さんヤッパリ止めようよ…』
オレ
『却下!!何故ならお前が怖がるのがオモシロいからだ!!』
美香
『松下珍しくSね』
始めるには学校に入らなくては始まらない。オレは排水管を登り、2階の鍵の掛からない渡り廊下から侵入して、唯一セ〇ムのない体育館に続く渡り廊下のドアを開けた。
オレ
『さぁ始めるか………
ちなみにオレもビビりだから』
最初のコメントを投稿しよう!