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深夜の学校に侵入したが今だに具体的な目的はない。
美香
『さて…どうするの?』
オレ
『ありがちに特別教室でも周ってみるか?』
オレと美香が当面の計画を立てていると誰かがオレの裾を引っ張ってきた。
直樹
『マっ…マッツンなっ何でこの暗闇でそんなに素?』
オレ
『はぁ?』
そんなキョドられても困るだけど。
オレ
『オレビビりだけど怖いワケではないからな…驚きはすけど』
嶋田
『ならお父さんアタシと手繋いで行こ!!』
直樹
『なっ!!嶋田さんそれはダメだ!!マッツンは俺と腕組むんだから!!』
おいおい…そんなんでケンカすんなよ。
オレ
『お前ら勝手に決めんな…拒否られるとか考えろよ』
美香
『松下モテモテ~』
全然嬉しくないわ!結局直樹はオレの両肩を掴み後ろついて歩き、嶋田は手を繋いで引っ張る事になった。
美香
『まずは美術室ね!』
オレ
『美香~嶋田か直樹貰ってくれね?』
美香
『絶対イヤ!!』
俺
『何で?嶋田ぐらい良いじゃん?』
嶋田
『お父さんそんなにアタシが嫌なんだ…』
歩くのに邪魔で仕方ないんだよ。後ろのバカも含めて。
美香
『イヤよ。だってもしもの時1人じゃなきゃ逃げらんないじゃない?』
それを聞いたからか2人とも掴む力が上がってちょっと痛い。逆に緩めてなきゃ逃げらんないぞ。
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