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今日は、去年クラスが一緒で、仲のいい奴ばかりで集まった花見の帰り道だ。
「光弘、あんまし細かいこと言ってるからモテないんだぞ~?」
俺は自慢じゃないが、今まで生きてきて一度もモテた試しがない。
むしろ彼女ができたことも無い。
更に言うと、告白されたことも無い。
「お前だけには言われたくない!このサルが!」
「怒るな怒るな…。お前がモテないのを一番理解してるのは…。俺だぜ?」
さっきからサルと呼ばれているのは、羽柴秀吉郎(ハシバ ヒデキチロウ)。
呼び名の通り、見た目はサルだ。
俺の幼なじみであり、悪友であり、エロの師匠でもある。
友達思いのいい奴だ。
…オタクだけど…。
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