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『花束?』
アリスは灰音の手に花束があるのに気づく。
『あぁ』
とても綺麗な淡いオレンジ系の花束だった。
・・・
『あの子の瞳と同じ色ね』
アリスは花束を見て優しく微笑む。
大切な誰かに微笑んでいるように。
『毎日・・・・。行ってるんだな』
キリアも少し笑う。
『そりゃそうでしょ?恋人だもの。"あの子"も毎日来てくれてきっと嬉しいに決まってるわ』
キリアはアリスの言葉である事を思い出したそぶりを見せる。
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