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『―――っ。はい』
少し言いにくそうに灰音は答える。
『うぅん。そぉね・・・・。"正真正銘の純血な人間か?"って聞かれたら《はい》って答えることはできないわねぇ』
華望は困った表情を浮かべる。
『まぁ、ちょっとしたある吸血鬼の血縁カナァ??』
『吸血鬼の血縁?』
『そぅそぅ。そちら(吸血鬼界)の王族の血縁』
さらりと華望は口に出す。
『えっ!!!!!?』
灰音は驚く。
『っていっても王族の遠い遠い血縁でその間には人間の血も混ざってるから、吸血鬼の血はほとんど混ざってないけど・・・・』
『けど・・・・・?』
『少しだけ混ざってるからやっぱり能力使えたりするのよね。
だから人間か?って聞かれたらちゃんと答えられないかも』
少し苦笑ぎみに華望は答える。
『そうなんですか・・・・・・』
灰音は納得した。
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