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目を覚ますとそこは一面、白と赤の世界だった。
正確には白の部屋に赤い血が海を作っているのだ。
辺りを見渡すと赤い光点が点滅している半壊した機械、画面に無数のErrorを映したコンピューター等、壁や屋根まで崩れ落ちていて、静寂が辺りを包んでいる。
黒くなまめかしい長髪の推定8歳程の少女が血の海の中心に座り込んでいた。
ふいに少女の身体から不適切な大きい服が少女からずり落ちた。
暫く少女は放心状態だったが突如、自身の身体を抱きしめ疼くまる。
ドクンッ――――
大きく心臓が鼓動し、呼応するように少女を中心に魔力(マナ)が波状をなし、辺りの瓦礫や機械を吹き飛ばす。
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