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あったかい。
カズマが、好き。
私の中にあるカズマへの感情が込み上げてくるみたいだ。
しばらくして私たちは唇を離した…。
「…」
「…」
カズマを見つめるうち、カズマの顔がぼやけて見えてきた。
「な、なに泣いてんだよっ」
カズマに言われて気がついた。
私は涙を流していた。
「…わかんない。でも、なんか嬉しくて」
私は涙を手で拭いながら答えた。
「…俺も、嬉しい」
そしてカズマが私を抱き寄せた。
「カズマ…好き」
涙は涙でも、この涙は、あったかいんだ。
あったかい涙のクリスマス。
…彼氏と過ごす初めてのクリスマスは、こうして過ぎていった…。
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