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季節は桜舞い散る春。
天気は麗らかなる快晴。
「おはよう、さくちゃん」
「あっ!おはようございます、奏太くん」
朝からこんな爽やかさ100%な奏太くんの笑顔が見れた今日は……
「いやぁー本当に今日は天気がいいね」
「はい、そうですね。なんだか良いことがありそうです」
とっておきの新学期日よりです。
白石 さくら17歳。
本日から高校3年生な私には、お付き合いして半年の彼氏がいます。
「ねぇ、さくちゃん?今日はこんなところでのんびりしていていいの?」
「んっ?なんかありましったっけ?」
「えっ?だって、ねぇ?」
私の彼氏は身長が私より軽く20センチは高くて。
髪の毛はほんのり茶色くサラサラなのを軽くワックスで遊ばせていて。
目はクリクリの二重まぶたで大きくて。
鼻筋がスゥーッと通っていて。
お肌もなんだかつるすべさんで。
頭も良くて、とっても優しくて。
王子様って言葉はきっとこの人の為にあるんだろうなぁ。
っと思わずにはいられない、まさに王子様なこちらの柏原奏太(かしわばら そうた)くん。
皆様からも王子と呼ばれています。
ではなく……
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