第三章

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なんだかんだで一年目。 「こんどの記念日、二人で過ごそうよ?」 彼の言葉に、私は嬉しくて、思わず抱きついた。 「いいよ。楽しみだね。」 一年目の記念日、私はその日の為に服を買ったり、プレゼントを買ったりした。 彼は毎日連絡をくれ、私は幸せだった。 こんな日が、いつまでも続くようにと、何度も願ったっけ。 そんな浮かれていた日。 私は学校帰り、友達と駅で遊んでいた。 「~♪~♪」 携帯が鳴り、着信をみると、知らない番号。 「でてみたら?」 友達の一言で、私は電話にでた。
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