第三章

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何言ってんの? 嘘でしょ? 何が本当なの? ねぇ‥、嘘だって 嘘だって思いたい。 私は電話の向こうで話し続けているのを無視し、電話を切った。 急いで彼に電話をした。 「どうしたの?」 と、一緒に居た友達に聞かれたが、答えている余裕などなかった。 早く‥ 早く出てよ!! 「はい。」 彼は電話にでた。 「結婚してたの?」 私は単刀直入に聞いた。 「え?どーしたの?」 「はっきり言ってよ。騙してたの?」 不安と怒りが、私の感情を高ぶらせる。
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