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でも、聞けなかった。
事実を知るのが怖かった。
帰りの電車の中、彼からメールが届いた。
‘隠しててごめんね。本当の事言おうと思ったんだけど、言えなかったんだ。
舞菜が離れていくのが怖くて。
俺、離婚考えてた。舞菜と結婚したかったから。
舞菜を愛してる気持ちは、これからも変わらないよ。’
こんなメール、嬉しくないよ。
私は、貴方の家庭を壊せない。
壊しちゃいけない。
それに、裏切られた傷は、すぐには消えないんだよ?
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