夢【きみのゆめ】

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ふと目をやった先。 目前のパソコンのモニターは、 自作のスクリーンセイバーを悠々と映し出していた。 「フハ、さすが我が輩」 我ながら傑作だと思う。 その改心の出来に自ら笑えば、目覚めと同時に感じていた不快感が心なしか薄れていくような感覚に陥った。 「あ、起きてたんだ」 間の抜けた幼い声。 アカネと戯れていたヤコが、生ゴミを頬張りながら顔を向けた。 .
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