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「貴様は…喋るか食うかどちらかにするという頭はないのか、この豆腐が。ああすまない豆腐だからないのだな」
「失礼な。だれが豆腐だ!で、何がさすがだって?」
「ふむ。貴様が学校に行っている間にスクリーンセイバーを作ったのだ。数十の拷問道具の餌食となった貴様が豆腐の如く潰れてミンチとなり、終いには真っ赤な豆乳になって便所の水と共に下水に流れていくというストーリーなのだが…」
言い終わらぬうちに顔を引きつらせたヤコに満足し、さらに追い討ちかける為に嬉々としてモニターを見せつける。
「我ながら改心の出来でな。どうだ、素晴らしいだろう?」
「うん。素晴らしく胸くそ悪・・・ギャ!!あ、いや・・・本当・・・・・・素晴らしい出来だと思います・・・・・・だからその物騒な手を早くどけて!!」
「フハハハハ、そうか。それは良かった!」
「ちょっ・・・褒めたのに何で虐待!!?痛、痛い痛い!!ギ・・・ギブギブギブ!!!!」
刃物から元に戻した指で頭を鷲掴む。
残された腕で膝を抱え逆えびに固めてやれば、ミジンコはミジンコらしくぎゃあぎゃあと騒ぎだした。
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