出会い

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僕にとって、僕の力が通じないと言うことは一大事だった。 今までは、どんな人も目を見れば、生まれた日と死んでしまう日がわかった。 だから僕は、それが嫌で、人の目を見て会話をすることを避けるようになったくらいだ。 この小さな女の子は、僕の人生で初めて経験する、目を見ながら話しても頭に生死が浮かばない人。 あるいは… 『君は…もう死んでるの?』
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