[2]人情物語(2008年10月19日)

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昼飯を食い終えた俺は喜多方駅へと向かった。理由は喜多方寄りの場所で働く事になった時の為である。 こちらは会津の時と違って特にこれといった見所は見つからず、駅自体も小さめで、大した魅力も感じられなかった。会津若松駅同様1時間200円の駐車場で、無料時間(これまた20分)が効いている内にさっさと戻る事にした。ラーメンの街として有名だから駅やその周辺がもっと都会じみてるもんだと思ってたよ。 会津に戻る途中で見付けたスーパーノヴァでやたらと難易度の高いハウス4を1回だけやった後、明日(この時点ではまだ土曜日)勝負する予定の店の場所を探しに行った。 目的の店に着いた時にはもう日が暮れていたので今日は下見だけで終わりにして明日に備えて早く寝る事にした。       そして日曜日(本当の意味での今日)。朝4時半頃に起きて早速昨日買ってきた喜多方ラーメンを食い、朝っぱらから郡山の温泉で一っ風呂浴びてくるという、びみょ~にリッチな朝を過ごしてから昨日下見してきたホールへ向かった。それにしてもこの時はまだ朝の6時だってのに、客が結構居たのにはびっくりしたよ。 そして開店より15分遅くにホールに着き、笑ゥせぇるすまんを打ち始めた。 ヘソが開いていたのでよく回るかと思いきや、回転ムラが凄かったので途中で勝負を断念した。ちなみに俺が打った台の隣には『信長の野望』があった。爺さんが打ってる所を隣から見ていたのだが、見ているだけでもツッコミ所が満載だった。まあ大人の事情で2つだけに留めておくが、一度も打った事のない俺を落胆させた演出がこれである。 まず一つ目が、施しを行うリーチ。武将が見えざる相手に命令した後、金貨が降ってくる画面に切り替わり、ただ図柄がスクロールするだけの演出。 もう一つは何やら同盟を持ち掛けるリーチなのだが、二人の武将がちょこっと喋った後に何の脈絡も無く竜巻が発生し、これまた図柄がスクロールするだけの演出となっている。スロの『GTO』や『一騎当千』すらマシに思えてしまう程のクソ振りに思わず俺は暗い気持ちになった。これも台移動を決意した原因の一つである。 次に座ったのは古い方の北斗。隣の極パロの空き待ちで打ったんだけど、ハンドルがガタガタなせいか玉が思うように飛ばず、仕方なく僅かに残った持ち玉で寿司源を打つ事にした。
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