私の中の消えない過去の傷

同棲

休む度に体調が悪化…ついに熱まで出るしまつ。

七海が休んでいる間、直哉は一人ホールへと降りた。

男社会は女達と違い、ﾈﾁﾈﾁと陰口を叩いたりする陰険なイジメはない。

直哉は他の従業員とも仲良くやっているようだった。

いつも朝班の時には、昼の休憩に部屋へ帰る直哉が、今日はホールへ降りて30分で帰って来た。

『七海、主任が病院連れて行けって言ってるから病院行こｯ！着替えて！』

直哉にそういわれ、重い体を起こし七海は服を着替える事にした。

そして病院へと向かう。