同棲

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昼過ぎまで二人でのんびりして、薬が効いたのか熱も下がった七海は直哉と一緒に部屋を片付け荷物をまとめた。 そして、とりあえず直哉の家へ戻る為、部屋を出た瞬間、同じ班のおばさん達と出くわしてしまった。 おばさん達は、コソコソ耳打ちしながらこっちを見て笑っている。 七海は、その軍団に思いきりガン付けてやった。 おばさん達は、あ然とした顔でこちらを見たまま止まっている。 フッ… 七海は心の中で笑った。 従業員の男の人達は、 『元気でやれよ?!』 と声を掛けてくれた為、軽く頭を下げて横を通り過ぎ駐車場へと向かった。
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