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もう一人の友達は、直哉よりも五個上でバツ3の翔太。
前妻が置いて行った女の子を施設に入れながらも、一ヶ月に一回は迎えに行き、父親をするんだと言っていた。
女癖が悪く、隠し子が何人も居る…
それを自慢話しにしているような男だった。
ある日、会社の上司の家の引越しがあり、要らない物の中で欲しい物があれば持ち帰っていいと言う話しになったらしく、直哉は冷蔵庫と大きなタンス、大きな食器棚を貰って帰って来た。
当然一人では運べない為、翔太に手伝ってくれと頼んだらしかった。
翔太と七海が最初に会ったのは、直哉の車が故障した時だった。
だから荷物を運んでくれた時は二回目の顔合わせだった。
七海『ごめんね…引越しの手伝いで疲れてるのに運んで貰って…。』
翔太『いいえ…どうせ暇だから』
それが最初に交わした会話だ。
1時間かけて荷物を運び片付ける。
やっと綺麗に片付いた時には夕方になっていた。
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