情けない

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そんなある日。 いつもの通り、直哉は夕飯をつまみながら晩酌を始める。 (明日は仕事が休み…今日もまた泥酔するまで呑むのかな…。) そんな嫌な気分を持ちながらも、七海も子供達も夕飯を食べ始めた。 まだ呑み始めて30分… 会社の話しをしたり、テレビを見て笑ったり、いつもと変わらない陽気な直哉。 (今日は大丈夫かも…) 1時間経過… 子供達は食事を終え遊び始めている。 直哉は眠そうにしながらも、ダラダラとグラスに酒を注ぎ、呑んでいる。 そしてグラスの氷が無くなると佳奈を呼び、氷を入れて来させて酒を注ぐ… (も~いい加減寝てょ…) 直哉がダラダラ呑み始めると七海はいつも祈るような気持ちで そう心の中で呟いていた。 2時間…3時間… いつまででも呑むのを辞めようとしない。 そのうち、携帯を取り出し音楽を聴き始める。 七海達が音楽を聴くのはいつも携帯だった。 酔い始めると音楽をかけ始める直哉… 最初家には、コンポがちゃんとあった。 でも、ある時酔った直哉が投げて壊したのだ。
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