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家に帰り寝室のドアを開けると、直哉がテレビを見ながらベットに横になっていた。
右目回りが微妙に青い…
七海『殴られたとか何?意味分からんだけど…あんた、どっか行った訳?』
直哉の顔を見るまでは、殴られた事に対して、どこのどいつが殴ったんだ!と殴った奴に腹を立てていたが、直哉の顔を見た瞬間、直哉にムカついて来た。
直哉『誰に殴られたか分からん…』
直哉の話しは こうだった。
昨日、喧嘩を吹っ掛けて七海達が出て行ったのも覚えている…
その後、一人で呑んでて暇だったから義姉(兄貴の元嫁)に電話して兄貴の電話番号を聞こうとしたらしい。
【直哉の兄貴は、浮気の果てに嫁と別れ浮気相手と共に暮らしている。
そして義姉も都合良く?妊娠し再婚して新たな家庭を築いている。】
いきなりの義弟からの電話に、向こうにも家庭がある訳だから いくら弟でも勝手に教える事は出来ないと言われたらしい。
そして、義姉の家に行ってもいいかと聞いて、旦那さんが許可したらしく義姉が途中まで迎えに来て、義姉と旦那と旦那の連れとの四人で呑んでいて、カラオケに行こうとゆう話しになり飲み屋に出かけ、そこから記憶がないんだと言った。
気付いた時には警察署の留置所に居て、誰かに迎えに来て貰わないと帰せないと言われ、七海の携帯を教えたらしかった。
もちろん七海に電話は掛かって来ていない…
電源を切っていたのだから…
留置されながら、早く帰らせてくれと言う直哉に、奥さんと連絡が付かないから帰せないと警察の人に言われ、薄い毛布でガタガタ震えながら朝まで寝ていて、さっき近くまで送って貰ったのだと言った。
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