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夕方まで爆睡した直哉は、腫れた瞼を鏡で見ながら今まででは考えられない言葉を口にした。
『俺…酒辞めようかな…』
(ん?ん?ん?今なんと?)
きょとんとする七海。
そんな七海の顔をチラッと見た後、再び鏡を見ながら直哉は話し始めた。
直哉『俺さぁ~酒飲まん方がいいかも知れん…。記憶無くなるし…それに…………………………』
七海『それに????』
暫く沈黙が続く…。
直哉『それに俺、酔うと自分を上から見てる。』
七海『はっ??言ってる意味がよく分からない。』
酔うと上から自分を見てるとは、どうゆう事なのだろう…。
例え泥酔する程、飲んでしまったとしても、そんな風になった事がない七海には、それは想像すら出来ない事だ。
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