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「ちょっと圭一!今日で最後の修学旅行なんだからちょっとくらい起きてなさいよ!」
俺の隣の席で怒鳴っているコイツは高嶺 里沙[タカミネ リサ]コイツとは幼なじみで幼稚園の頃からの付き合いである。
「何だよ…どこで何しようが俺の勝手だろ。」
「あんたそう言ってこの修学旅行の間ず~っと寝てたじゃない!たまには起きてこう…皆と親睦を深めたりしたらどうなの!?」
コイツはいつも何かある度に俺にいちゃもんをつけてくる。
…正直苦手なタイプだ。
「もう十分深まってるだろ。めんどくさい。」
俺の眠り癖についてはクラスの皆はすでに知っている。だから皆は俺が寝てる事については何も言わない。
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