本当の貴方

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「朔弥ちゃん!!」 「ナルトッ」 「おっと…動いたらこのガキが死ぬぞ?」 ニヤニヤ笑いながら朔弥の首にクナイを当てる敵に、ナルトは冷たい笑みを浮かべた 「はぁ…朔弥。目閉じてろ」 「ナ…ルト…?」 急に口調と雰囲気が変わったナルトに目を見開く朔弥 ナルトはクナイを回しながら朔弥を見た 「目、閉じてろ。いいな?」 「う、うん」 言われた通りに目を閉じる朔弥 それを見たナルトはフッと笑うと敵を見据えた 急に雰囲気が変わったナルトを不審に思っていた敵達は警戒を強めながらナルトを見た 「お前は…何物だ」 「何物…ね…お前らさ…刹那って名前聞いた事ねぇーの?」 ニヤリと笑いながら言うナルトに敵達はうろたえ出した 「(刹那って…木ノ葉の暗部総隊長?まさかナルトが?)」 「朔弥を離して貰おうか」 そう言った後、ナルトは朔弥を捕まえている敵を殺して朔弥を抱きしめていた 「ふぇ?」 「まだ目閉じてろよ」 「ぅ、うん」 ナルトは朔弥を抱きしめながら敵を見据えていたが、不意に上を見た 「遅かったな。慙」 「これでも飛ばして来たんだけどよ」 「な!!暗部…ッ」 「朔弥にバラしたのか?」 「仕方ねぇーだろ」 「それもそうか」 敵を前に離す二人に朔弥は内心ハラハラしていた 敵は馬鹿にされてると思い攻撃を仕掛けて来た
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