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オール キル ランディング エッジ #10
先程からずっと不満そうな視線を向けている咲夜に対しレミリアは呟く
「言いたいことがありそうね」
「かまわないわ」
「つまらないことを捨てられないのは人間の味だもの」
「味が無くちゃ食べられないでしょ」
「おかわり!」
咲夜は差し出されたティーカップに注ぐ
その間にもレミリアは続けた
「ただ」
「お茶を待たされるのはもうご免だから」
「つまらないことには封をして」
「こう書いておきなさい」
「“我が主、レミリア スカーレットの許しなくこの封を破ることなかれ!”」
レミリアはソファーにあったクッションを手に次の言葉と共に投げた
「返事は?」
投げられたクッションは咲夜に当たるが
クッションが落ちた時の咲夜の表情はいつもの表情に戻っていた
そして煎れてきた紅茶を渡しつつ返事をする
「仰せの通りに」
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