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アブラメリン・ブラック・マジック#1
「これがかの悪名高いヴラドツェペシ卿の末裔を名乗る吸血鬼の棺桶にございます」
「旦那様のコレクションに相応しい逸品でございますよ」
「やけに小さいな」
「本当に本物だとして安全面は如何なものかね」
「ご安心下さい」
「儀式済みの銀の釘で閉じてあります故」
「けっして“中身”が飛び出すこと、は・・・・・」
そこで説明していた男は棺桶の異変に気付いた
そしてその後物音と共に声まで響いていた
「だれか、だれかいないの?」
「このわたしがよんでいるのよ、なのにだれもこないなんて」
「なんてこと!」
「やくに立たないばかばかり!」
「ばか、ばか、ばか、ばかばかばかばかばか」
「この!ばかやろ ウガッ!」
そして箱の中からいきよいよく中身が飛び出した
「あれ?ここどこ?」
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