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アブラメリン・ブラック・マジック#2
(何処なのかしら?)
レミリアは薄暗い中を歩く
「眠っているあいだに攫われたようね」
「メイド妖精たちめ!なんて役たたずなのかしら」
「うゆ」
「なんだか背中が」
「スースーする・・・わ!」
そして自分の後ろを覗く
「羽根(魔力)がちいさい!」
「船(海路)で運んだな・・・!」
その場でじたばたしつつ喋るレミリアだった
「どうするのよ!これじゃ帰れないじゃない!」
「きぃぃ!盗人めッ、や・つ・ざ・きにしてやるッー!」
そこまでどたばたしていたレミリアだったが
そこで静かになる
そして軽く振り返りながら続けた
「いや、“それ”はもう」
「やってしまったわね」
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