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アブラメリン・ブラック・マジック＃１０
「ちょっと！」
「返事をしなさいよ」
ノックをしつつアリスは訪ねる
「なにをしてるの？開けなさい！アランべネット」
「どうしたんですか？人形遣いさん」
「ああ、アレイスター？」
「貴方の師匠が騒音出しているのよ、うるさくて眠れないわ」
「開けます！」
「わあ！」
「貴方、誰？あ、悪魔！？」
「いいから！」
「パチュリー様！」
「！」
「ケホッ、なによこれ霧？」
霧の中心にはこちらに振り向いている者の姿があった
そしてその人物は話し掛けてきた
「お初にお目にかかるわ」
「わたしはレミリア・スカーレット」
「吸血鬼よ」
「き・・・吸血鬼！」
「うそ、十字架なんて持ってないわよ」
「ばかな香具師のせいで魔力がよわっていてね」
「かえるにかえれないのよ」
声の主、レミリアは次にはころって笑顔に表情を変える
「それで！」
「あの子に協力してもらっているわけよ」
「あの子？」
小悪魔は霧の中倒れている人物を見付けた
「パチュリー様！」
「貴方なんてことを！」
「あれ誰？デビ子」
「後で説明します」
「それとへんな呼び方しないでください」
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