episode20

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『…あまり言いたくないが…真帆には…真帆のお腹には…子供がいる』 何だって? 「今何と?え?真帆ちゃんに?うそ?」 『相手は望だ』 え?いつのまに? 『まっ後は真帆から聞いてくれ…では』 「ちょっ⁉神様‼」 ガチャ 「あっ西山さん…何してるの?」 「へ?」 「鏡にそんな近付いて…」 「あっ…鏡が少し汚れてたのよ…それじゃ」 神様人が来るから…消えたのね… 「?」 バタン 「すごい…こんな早く終わったの初めてだよ…徹夜が多くて」 「当然だ‼言っておくが魔法は使ってないからな」 え? 「罰で力を失ったのだ…掟破りだからな…いつか戻るとは思うが、」 「本当に⁉」 それじゃ…人間と変わらないじゃないか? 「ただ治癒力はあるから心配ないぞ‼怪我したら治してやる」 そうか… 「でも不便だろ?いつもは出来るのに…今は出来ないのって大変だな」 「別に気にしないが?」 あっ…そう 「それに…もっといいもの授かったからな」 は?いいもの? 「さっ帰るぞ」 「おっおい…いいものって何だよ?」 教えろよ…‼ 「クスクス…」 「?」 後で真帆が妊娠したのを知ることになる…まさか初めてで妊娠とは…子供は人間だって言ってた。力は与えないようにするんだって…真帆が力を失ってるのはそのためかもしれないな… 「名前決めなきゃな…」 「早すぎるぞ?まだどっちか分からないだろ?」 「絶対女の子だ‼」 女の子? 「俺の勘だ」 ぶっ‼勘か… 「それなら女の子だな…一応男の子の名前も考えなくてはな」 「ああ…」 そうだな…
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