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「光族?」
「うん…未来から来たとか言ってたな」
未来?
「名前は知らない…聞いてないし」
「ならば…キュリアを殺したのはその光族が」
そうなるね
「そうだ…マリアは?」
「ユロと買い物だ…こっちのご飯は意外にうまいからな」
確かに
「マリアがどうかしたのか?」
「いや…別に」
「しかし光族か…考えて戦わなきゃまずいな」
「…気にしなくても兄さんなら勝てるよ」
俺か?
「まっいい…そいつを調べろキイル」
「はいはい…」
分かったよ
「うっう~ん」
「母さん…?」
「望?あれ?ここは?」
どこ?
「確か…いきなり目の前に男の子が現れて…刺されて…」
でも…夢だったのかしら?
「大丈夫だ…真帆が生き返らせてくれた」
「え?」
真帆?
「目が覚めたか?」
「ああ…真帆」
「あなたが?」
私を助けた?
「今から話すこと…よく聞いて下さい…香織さん」
「はあ…?」
「チップを奪えなかった?リオンどういうことだ?」
「光族が現れた…俺達の邪魔をしにな…」
光族?
「とにかく…あの光族をどうにかしなければキュリアみたいに殺されてしまう」
そんなに強いのか?
「分かった…お前達に任せる…」
「ああ…」
こんな人間に頼ることになるとはな…情けない…
「ただいま‼」
ユロ…マリア
「どうしたの?何かあったわけ?」
「マリア…ちょっと来い」
「はい?」
何でしょう?
「キュリアが死んだ」
「何で⁉人間に魔族が殺されたと言うのですか?」
「光族だ」
光族?
「今キイルが調べている…」
「何故光族がここに?ばれてしまったのですか?」
「いや…未来から来たとか…何とか」
未来ですか?何故未来から?一体何が起きているのです?
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