episode2

5/10
前へ
/170ページ
次へ
「そこから魔族は来た…通じるように呪文を使い…帰れるとは限らないのに…しかしチップなら…出来ると思ったんでしょうね」 そんな… 「行きたくなったら連れて行きますよ…危険なので神が結界をはっていますが」 神?そんなものがいると?信じられないわ…人間がそんなものを 「では話します。私が選ばれた理由」 あっ…そうね 「…」 「ふぁ~…うわっ」 「じゃーん見てよ‼この制服似合うかしら?」 母さん…朝から楽しそうだな 「真帆は?」 「知らないわ…まだ寝てるんじゃない?」 まだ寝てるのか? 「寝てない‼ちゃんと起きてる…」 「真帆顔色悪いぞ?具合でも悪いのか?」 ビクッ 「大丈夫だ…行くぞ」 「変な奴だな」 「望…分かってるわね?」 はっ?何が? 「あのこは人間じゃないし…未来の人…好きになっちゃダメよ?」 「…ないない…あり得ないな」 そう?ならいいけど… 「第一…真帆が俺を好きになるわけ無いだろ?早く行こう」 フフッ…どうかしら?真帆さんは…あなたを好きになると想うわ 「おい…2人は兄妹とするか…先生と生徒より兄妹の方が側にいられるだろう」 あ~なるほど‼ 「じゃーお兄ちゃんね?何か嬉しい‼1人っこだったから」 何で楽しむんだよ… 「そうと決まれば行くか」 「2人は?2人はどうするの?あまり近くにいるのも変よね」 母さん… 「…まっ学校だしいつも通りで構わないだろ?行くぞ」 はいはい… 「香織さんモテそうだな…ここで好きな人出来たらどうする?」 「何言ってる?俺が生きてきて今まで誰1人男連れてこなかったんだぞ?父さんが大事なんだよ」 望… 「ふーん…それだけか?私にはマザコンに見えるが?」 「なっ⁉んなわけあるか‼」 この歳であり得ないっす‼
/170ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加