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「そこから魔族は来た…通じるように呪文を使い…帰れるとは限らないのに…しかしチップなら…出来ると思ったんでしょうね」
そんな…
「行きたくなったら連れて行きますよ…危険なので神が結界をはっていますが」
神?そんなものがいると?信じられないわ…人間がそんなものを
「では話します。私が選ばれた理由」
あっ…そうね
「…」
「ふぁ~…うわっ」
「じゃーん見てよ‼この制服似合うかしら?」
母さん…朝から楽しそうだな
「真帆は?」
「知らないわ…まだ寝てるんじゃない?」
まだ寝てるのか?
「寝てない‼ちゃんと起きてる…」
「真帆顔色悪いぞ?具合でも悪いのか?」
ビクッ
「大丈夫だ…行くぞ」
「変な奴だな」
「望…分かってるわね?」
はっ?何が?
「あのこは人間じゃないし…未来の人…好きになっちゃダメよ?」
「…ないない…あり得ないな」
そう?ならいいけど…
「第一…真帆が俺を好きになるわけ無いだろ?早く行こう」
フフッ…どうかしら?真帆さんは…あなたを好きになると想うわ
「おい…2人は兄妹とするか…先生と生徒より兄妹の方が側にいられるだろう」
あ~なるほど‼
「じゃーお兄ちゃんね?何か嬉しい‼1人っこだったから」
何で楽しむんだよ…
「そうと決まれば行くか」
「2人は?2人はどうするの?あまり近くにいるのも変よね」
母さん…
「…まっ学校だしいつも通りで構わないだろ?行くぞ」
はいはい…
「香織さんモテそうだな…ここで好きな人出来たらどうする?」
「何言ってる?俺が生きてきて今まで誰1人男連れてこなかったんだぞ?父さんが大事なんだよ」
望…
「ふーん…それだけか?私にはマザコンに見えるが?」
「なっ⁉んなわけあるか‼」
この歳であり得ないっす‼
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