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「何だ?グラウンドだけ雨降ってる」
「望‼」
母さん…
「何が起きてるの?」
「魔族が結界の中に入り込んで…消したんだ」
なっ⁉
「彼女は?戦ってるの?」
「ああ…だが今ので…何人か犠牲に」
そんな…
「…」
「どうした?来ないなら僕から行くよ」
クスクス…
「もうすぐだ」
何?
「‼」
グラウンドに水がたまってる?
「くっ」
この雨…かすり傷を作る為じゃないのか?
「ブラック」
「?」
「ミスト」
黒い煙か?
「…ただの煙じゃない…毒だ」
「‼」
「見えないだけじゃつまらないだろ?」
面白い
「…」
行くぞ
「ウォータースプレット」
ゴゴゴ…下から水の柱を…奴を貫け
「…」
ブシュッ
「うっ‼右腕が⁉」
「しくじったか…」
「…貴様…怒ったぞ」
僕怒ったよ…
「紅の力…黒紅…」
「何だ?」
「暗黒滅法陣」
ヒュー…風が吹き出した…やつの体から闇が…たくさん溢れている…
「‼」
魔法陣?
「くっ」
ドカーン…グラウンドは大きな穴を空けた…校舎も半分ぐらいぶっ壊れて…真帆も直撃した…魔族は…本当に弱いのか?こんな力を持っているのに?
「クククッ」
死んだ…死んだぞ
「さて…行こうか」
チャキッ
「⁉」
「まだ終わっていない…」
「なっバカな‼光族がまともにくらって死なない奴などいない」
どういうことだ?あの距離で避けたのか?でも服はボロボロだよね…?
「…ククッ」
「クソッ⁉」
「…レノ…バスター」
光…それが魔族を滅ぼす力…神の力
「うっうわ~」
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