12人が本棚に入れています
本棚に追加
/170ページ
「…私が怖いのか?無理もないな…何が起きてるか分からないからな…だが…今ここで私から離れたらお前は確実に死ぬ」
…っ…
「全てはお前の親がしたことだ…チップだけ残し…殺された…西山…実隆」
父さんの名前…?何故知って
「突撃~」
チャキッ
「人間とは不思議だ…弱いくせに…すぐ死ぬくせに…頑張るんだな」
ガシッ
「ミスト…」
ぱぁ…ブワン
「何だ…前が見えないぞ」
「くそ…どこ行ったんだ?」
何なんだよこの霧は…
「ゴホゴホ…あれ?何か動いてる…」
「大丈夫か?」
理乃?
「へ?へ?あれ?」
何か…足がつかないんですけど~
「うわ~とっ飛んでる⁉」
「放すなよ?落ちるぞ」
え?うえっ?
「もうすぐだ…我慢しろ」
シュッ…スタッ
「のわっ…⁉」
いってードスンってやるなよ…
「さて…」
ぱぁ…
「ロックリバー」
「なっ?何して…」
うっ高い‼
「…」
一体何してるんだ?まさか警察官殺そうと?
「理乃…」
「ん?何だ?心配しなくとも過去を変えたりはしない。見ろ」
え?
「あれ?穴がない…図書館も戻ってる?」
何で?
「時間を戻したあの場所だけな…私はここでは存在しないからな…変えると未来も変わるしな」
つまり余計な事しないように…と言うことだ
「過去で起きたものは変えられない…だが…先生だけは死なれては困る。未来のためだからな」
未来のため…
「本当に父さんがかかわっているのか?」
「…始まりは25年前だ…」
25?俺生まれてないぞ?
「父親が研究者だった事は知ってるな?」
「ああ…」
「今から話すこと…しっかり聞けよ」
何で命令形なんだよ?一応俺先生なんだけど?
最初のコメントを投稿しよう!