53人が本棚に入れています
本棚に追加
「狸~。母さん道端に落ちてた。(ポイッ)」
「おおすまんのーゆき。そうじゃ。次の質問は………ゆき、ちょっと来い。」
「ん?(狸、額に指を当ててなにか唱える)わっっ!!……………何の用だ。狸様。(冬神降臨)」
「ちょいと質問に答えて欲しくての。翠月殿から………書き込み締め切り3分前って凄いのう。『天界の蓮華クンは律の弱点みたいなものを………むしろ弱みみ(?)は握っていたのでしょうか。』と言うわけじゃが。どうなんじゃ?」
「弱点。……………脇腹?」
「いやそうじゃなくて……(相変わらず不思議ちゃんじゃのー。)」
「律は細かい。暑いので裸になろうとしたら止められるし、腹が空いたのでうどんでも作ろうとしたら、火を使うなと怒るし。」
「当たり前だっっ!!普通、道端で裸になる奴は居ないし、あんたが料理したら家が全焼するだろっっ!!」
「お。律。」
「俺の母親か。お前は。」
「母親じゃ無くても止めるわっっ!!て、言ってる矢先に何、脱ごうとしてるんだよっっ!!」
「ピッタリした服は着慣れ無くてイヤだ。」
「イヤじゃないだろっ!!こっちの世界では、あんた学生なんだからその服着なくちゃならないんだっ!!」
「………律とお揃いの服だな。可愛い可愛い。(撫で撫で)」
「~~~~っっ。か、可愛いって言うなっ!!こっちでは、あんたが年下なんだぞっっ!!」
「ふむ。………ムキになるのが子供だ。やっぱり可愛いな。(撫で撫で)」
「…………。(脱力)」
「律の弱みは、ゆきの存在、そのものじゃな。」
最初のコメントを投稿しよう!