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3人は走った。
銀次が何故ああなってしまったのか…
それは3人にも全く理解できなかった。
とにかく村の皆に知らせなくては………
3人は元来た道をひたすら走り続けた。
そのすぐ後ろには、刀を持った銀次が追ってくる。
無言で…3人を見据えたまま………。
その足取りは翔ぶように……
そして、尋常ではない速さで………。
哲也「わわっι」
ズザッ…
哲也「いってぇ~…」
慌てて坂を下っていた為、哲也が足を縺れさせ転んだ。
浩介「哲也!早く!!」
哲也「わかってる!!」
ザシュッ…!!
哲也が慌てて立ち上がろうとしたその時、
哲也の背中に激痛が走った。
哲也「―――!!!?」
目の前には
冷めた目で哲也を見下ろす銀次の姿があった…。
哲也「ぎ…銀ちゃ………」
薄れ行く意識の中、哲也は見てしまった…
刀を構え、哲也を見下ろす。
その顔は…笑っていた……。
ザンッ!!!
次の瞬間、哲也の首は飛んだ。
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