村の危機

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――――――… 浩介と晋太は同じ歳で、生まれた時からずっと一緒に育ってきた。 晋太は昔から弱虫で泣き虫で、浩介の後にくっついてばかりいた。 (浩ちゃん……!!) 晋太は泣きながら走った。 ただがむしゃらに…… 村に着くと晋太は真っ先に村長の家へ向かった。 ガンガンガン!!! 晋太「村長!!村長――!!!」 ガラッ―――… 村長「何だぁ晋太。どうした?こんな時間に…」 晋太「村長!!ごめんなさい!早く…早く逃げないと……!!!」 村長「!?何だ!どうした!?落ち着いて説明しなさい!!」 晋太は村長に全てを話した。 行ってはいけないと言われた場所に行ってしまったこと…。 銀次が変わってしまったこと…。 哲也が殺されたこと……。 そして今、浩介が銀次を食い止めていること………。 村長の顔は色々説明する度にどんどん青ざめていった。
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